そっふぇのデイリーログ

転勤族そっふぇがお届けする、日々感じたことなどを忘れないためのログ(記録)です。

吉備川上ふれあい漫画美術館に行ってみた。山奥の漫画読み放題、素敵空間だった。

こんばんは。そっふぇです。

岡山県に来て一度は行ってみたかったところがあるんです。それがこちら。

 

 

吉備川上ふれあい漫画美術館

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webサイトはこちら

吉備川上ふれあい漫画美術館 - 高梁市公式ホームページ

 

行きたかったのですがなかなか行けなかったその理由は

 

「遠い」

 

その一言。

 

岡山市内からは下道で1時間半強。

ちなみに場所はこちら

 

正直結構な山の中。 

 

しかし入場料さえ払えば古い漫画から最新の漫画まですべて読み放題!

ほぼ漫喫です。しかも公営ですから入場料も安めです。

同じようなとこって、全国的に他にもあるのでしょうか?

とりあえず、以下まとめてみました。

 

その1 岡山市から2時間弱。遠い!

当日は奥さんと相談し、できれば長い時間滞在したいので、朝一で行こうと決めてました。家を7時半に出たのですが、2号線の渋滞や給油などで、結局着いたのが9時半頃。2時間ほどかかりました。走行距離は約70km程度。程よいドライブですね。

我が家の愛車平成26年製アクセラちゃんですが、おそらく今回の平均燃費は12〜13km/L程度。割り算すると概ね往復で10L程度使った事になります。大体最近のガソリン価格はリッター135円程度。なので、本日のガス代1350円くらい。

なんとなく貧乏臭い計算ですが、行くからには元取りたい!という思いが先行するのは庶民の悲しいサガ。

だって、今日び、TSUTAYAの漫画レンタル、20冊で1000円とかですよ。家から5分程度の場所にTSUTAYAがある我が家の環境から言ったら、20冊以上読まないと元取れない、というか、TSUTAYAで借りればいいじゃん!って話ですからね、笑。

そんなわけで、やはり遠いのは時間的にも、ガス代的にもしんどいなと、思った次第です。

 

その2 施設の紹介

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入り口はこんな感じ。

一般的な図書館(名前は美術館ですが)に似ておりますね。

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どうやら我々が訪問する1ヶ月前に入館54万人達成のようです!

54万ってキリ悪いですが、おそらく1万人ごとにこうやって張り出しているんでしょうね。ちなみに館内には各キリ番ゲッターの方々の直筆色紙が貼ってあります。最初漫画家のサインかなと思って見てたら、全然普通の一般の方々でした(近くに本物の漫画家のサインなどある)。ちなみに平成6年にできたらしいので、21年で54万人。年平均2〜3万人ですね。多いのか少ないのかわかりませんが、立地を考えればすごいかも。

 

館内は撮影禁止なので、詳細な館内図は公式サイトからご確認いただきたいですが、簡単にご説明しますと、入り口入ってすぐ左手に閲覧用漫画棚が10〜12台ほど。蔵書が何冊かわかりませんが、おそらく数万冊はあるのではと思います。びっちりと漫画が整列している様はなかなかいい光景ですよ。通路も広めに確保されてますので、人とぶつかることもありません(まぁぶつかるほど混雑はしてませんでしたが)。

その他1階には閲覧用テーブルと椅子、ベンチ、飲食コーナー、イベントコーナー、蔵書検索用PCが置かれてます。あ、ちなみに貸出はされてません。すべて館内閲覧のみです。

そして、2階に登ると、そこには結構広めの「ごろ寝スペース」が。こちら少し固めの床にカーペットが敷いてあって、ゴロゴロしながら読めるんです!ほんとにこれが素晴らしい、この施設作った人、わかってる!漫画はやっぱりダラダラ寝っ転がりながら読むのがいいですよね。こちらは慣れているお客さんほど座布団やクッション、他にも2畳ほどありそうなふかふかのシート(なんとなく、寝袋を全開に広げたもの?)を持ち込んでいる方もいらっしゃいました。長い時間寝っ転がってるとおしりや背中が痛くなるので、そんな装備は必須かもです。

 

天井は高く、全体的に清潔感もあるため、非常に過ごしやすい環境でしたよ!

 

その3 で、蔵書はどんな感じ?

気になる蔵書についてですが、公的な施設にしてはかなり幅広く、そして新旧バランスよく取り揃えている印象です。基本的に一般的な漫画雑誌に掲載されているメジャーな作品なら網羅されている印象です。

ちなみに今回読んだのは以下の作品。

 

惡の華(1)

惡の華(1)

 

 惡の華

これは前々から気になってました。特に印象的なこの表紙のセリフ「クソムシが」

非常に興味惹かれる表紙ですよね。あまり先入観なく読んだのですが、はっきり言ってここ数年で一番のヒット作でした。全11巻読破したので、これは改めて別の記事で感想まとめます。

 

その他、手にとったものは以下のとおり

ベルセルク 1 (ジェッツコミックス)
 

 

銀の匙 Silver Spoon(1) (少年サンデーコミックス)

銀の匙 Silver Spoon(1) (少年サンデーコミックス)

 

 

 

グラゼニ(1)

グラゼニ(1)

 

 いずれも、メジャーな作品ですが、きちんと最新刊までそろってました。

なので、基本的な作品は少年誌、少女誌、青年誌まできちんとカバーされている印象でした。

ちなみに奥さんはよくわからない少女漫画と、何故かベルサイユのばらを読んでいました。

 

その4 こちらの良い所

非常に面白い施設でしたので、いくつもいい部分あります。箇条書きさせていただくと、

  • 貸出がないので、図書館やTSUTAYAみたいに貸出中ということがない=朝一で行けば必ず読みたい漫画読めます。
  • 館内は静か。そして意外と人少ない(本日は3連休の初日でしたが朝は車が4台ほど、中には10人程度でした。さすがに午後からは30人ほどになり、ごろ寝スペースも賑わってましたが、岡山市内の図書館などとは比べ物にならない数で、混雑なく過ごせます。
  • 入館料が安い(大人400円 高校生・大学生 300円 小学生・中学生 200円、となってます。ちなみに高梁市民の小中学生は無料のようです。あと、障害者手帳所持者も同伴者まで無料になってます。)
  • 結構メジャーで人気な漫画がしっかり揃ってる。それも古いものから、最新のものまで。

その5 やや残念なところ

反対に残念なところも挙げさせていただきます。

  • 辺鄙な場所にある!
  • 交通費(ガソリン代)考えたらTSUTAYAでよくね?
  • 食料を調達する場所が限られる(昼をまたぐ場合昼の確保が必要です。我々は近くの小さなスーパーでパンと惣菜などで昼をまかないました)。
  • エレベーターがない(2階と1階の間には大きなスロープがあるのですが、エレベーターがなさそうでした。車いす利用の方などは2階に行きにくいでしょうね)

こんなとこでしょうか。

ただし、立地についてなどは、もっと便利のいいところにあったらお客さん殺到してしまって読みたい漫画読めなかったり、がやがやして集中できなかったりと、良くないことだらけな気がします。そういう意味ではこの立地は適度なお客さんの量になるということでよいのかもですね。

 

まとめ 結局どうなの?

いろいろ言いましたが、漫画好きで近くにお住まいの方はぜひ一度行ってみみてください!交通費や入館料考えたらTSUTAYAでいいじゃん、になる気もしますが、公的な機関でこのような施設を用意している事自体が珍しいです。

またTSUTAYAのように読みたい漫画(特に人気作)が借りられてる、ということもなく、読みたい漫画がすぐに持ってこれて、ゴロゴロしながら読める。そんな漫画だけに集中できるなんとも贅沢な時間が過ごせましたよ。実際我々夫婦もなんだかんだ9時半から16時まで昼休憩を挟んでたっぷり過ごしましたよ (笑)

そして夫婦合わせてがんばって20冊くらい読めました!一応交通費の元くらいはとれた気がします(びんぼ臭いおはなしですみません、、、)

 

そんなわけで我が家はきっとまた近い日に、クッションなど装備して行くことになりそうです。(笑)

以上、ご興味ある方はご参考になさってください。